社会人になると「ホウレンソウ」というキーワードをビジネスの現場で耳にすることがあります。
ほうれん草? 法蓮草? 報連相?(もろちん報連相ですね)
報告・連絡・相談の最初の文字をとって報連相(ホウレンソウ)と表現されます。
※ 野菜のホウレン草とかけています。
銀行の仕事はコミュニケーションなしでできるというような仕事はほとんどありません。
・銀行員で上司・先輩とのコミュニケーションが上手くとれない、というお困りの人
・会話が苦手、わざとじゃないけど自分の思いが伝わらない、
・どんな感じで会話・コミュニケーションすればいいのか、いい手はないか、というお悩みのある方

私は中堅の頃、支店長席の前に2時間くらい立たされて説教されたことがあります。(苦笑)ミス・トラブルが原因ではありませんでしたけど。
その支店長とコミュニケーションが取れていなかったのか、人間関係が構築できていなかったのか、単に相手がイジワルだったのか(機嫌が悪かったのか)、人材育成・指導が熱血だったのか・・
銀行員生活約30年で定年退職後にコンサルタント・ネットビジネスで起業した秋田です。
「報連相」のエッセンス、人間関係を上手く回すためのヒントをわかりやすく解説します。
【本記事がおすすめな人】
・上司・先輩とのコミュニケーションが苦手な方
・報告・連絡・相談が上手くいっていないように感じている方に
【本記事で伝えたい内容】
・ホウレンソウの心構え(知っておいて欲しいこと)
・処世術の1つとして身につけておきたいスキルである、ということをお話します。
ホウレンソウはビジネス世界で常に言われる言葉です。
基本的には、組織で動いていますので情報を共有する、というのがいちばんの狙いです。そして、、
組織からみて、上司からみてリスク管理の一つでもあります。
【結論】
・報連相は自分の身を守るためのもの。
・情報は組織で共有すれば、責任がそれだけ(人数分だけ)薄まるもの。
・報連相はスピード(野菜のホウレン草と同じで鮮度)がイノチ!
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報連相(報告・連絡・相談)の勘違い


新人レベル(新入行員)での勘違い、特に「情報の共有化」という概念だと勘違いしやすいことに触れたいと思います。
共有化というと、普通の感覚だと【情報のやり取りが一方通行ではなくて双方向だ】と思いがちですが、現実世界のビジネス界ではあり得ないことです。
共有化・共有化と発言する人は・・トップ、上司、先輩などです。
共有化・共有化を聞く人、指示される人は・・自分たちのレベルです。すると、錯覚することになるのです。



当然のごとく、いろんな情報を発信した自分にも ⇒ それなりの【いろんな情報】や発信した結果が返ってくるべきだと思いがちです。
とんでもない間違いです。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は、一方通行だと認識しておいた方がいいものです。
組織においてはトップに全ての情報が上がるのが理想ですが、現実的にはあり得ません。
それだと、常にトップが判断しなければならないからです。
トップはたまったものではありません。
普通は【権限移譲】という形で、その前の段階で意思決定がなされる場合がほとんどです。
※ もちろん、会社の規模や形態・態勢・組織の仕組みなどによってそれぞれのスタイルがありますから一概には言えませんが。
情報は(組織内へ・自分以外に)パスをする、ととらえるのが【報・連・相】


報告・連絡・相談は、その情報の内容・重要性・緊急性などを勘案して組織全体のリスク管理面からどう処理していくか、というのは上司なり、組織なりが判断することです。
もちろん自分の意見を言うことは大切です。ですけど・・
まずは【ありのままを伝える】ということです。
それにプラスして【自分の意見・考え方】を伝えるのがベターです。
さらにそれ以上に大切なのはスピードです。
【ここでのまとめ】
・まずは【ホウレンソウ】を意識したら・・(情報を)手放すのです。一方通行でいいのです。
情報を手放すことは自分自身の身を守ること
情報を発信する(共有化する)ということはリスクを手放すこと


よくある話で、トラブルや負の情報を「抱え込む」というのがあります。
ひどい話になると、頼まれた仕事をそのままにしておりたり、締切のある仕事・業務をほったらかしにしてしまって、ついには失念してしまった、というようなトラブルが起こることがあります。
自分の仕事・案件を机の引き出しにしまい込んだまま(結果として)ほったらかしにする、というヤツです。



抱えこんでも、机の引き出しにためこんでも、知らない間に自動的に仕事が完了してくれている、なんてことはありません。
味噌のように「そのうち発酵していい具合に仕上がってくれる」ということは絶対にないのです。
上司のマネジメントとして、部下に【常に・常時】声掛けして会話して、情報共有の密度を濃くすることが大切だ、というのがあります。
つまり(上司が怖くて話しかけることができない・報告できない、そのうち失念した等々)人間がすることですから、ついうっかりもあるからこそ、逆に情報や報告を受ける側が気配りして【声掛けする】というのも求められるのです。
この手の話は、社会人1年目・2年目のみなさんにとっては将来の課題だと思っておいてください。
自分に後輩や部下ができるタイミングで意識してください。実践してください。
【ここでのまとめ】
・情報の中でも、トラブルごと、負の情報などは、すぐに「手放す」ことが大切です。
・無責任に、放棄せよ、というのではありません。考え方の話です。



あなたがやらかすようなトラブルは、先輩方も経験してきているものです。だから、みんなで共有して解決に当たれば、いい知恵も出ますし、はやく解決できることにもつながります。
あなたへの【質問】チェック!
あなたなら、自分の身に(引いては組織にも迷惑が及ぶ)トラブルが発生したとなったら ⇒ 下のどのタイプですか?
■ 自分1人で抱える
■ 仲の良い先輩に報告する
■ 先輩に報告する、さらに上司に報告する
■ 先輩と上司に(上司の席の近くに・一緒の場に)集まってもらって、同時に報告する



今のあなたなら、もうどれが正解か? わかりますね?
手放した瞬間に、自分の責任が半分に、もっと少なく1/3になると発想してみてはいかがでしょうか。
【ここでのまとめ】
・抱え込んでいて、後から「どうして報告しなかった?」と責任問題として避難を浴びるよりは、最初から、組織をまき込む、組織全体の責任として対応してもらえるのがいちばんです。
・結果として、自分の身を守ることでもあるのです。
・上司・先輩・同僚など5人に話をしたら・・あなたの責任が1/6になるくらいのつもりで【情報は共有化】する。
ただし、自分が責任をとらないでもいいよね、というようなものではありません。
報連相はスピードがいのち! 野菜のホウレン草(鮮度)といっしょです





ズバリ、鮮度が落ちたら何の役にも立ちません!
あなたから「実は・・先日、先週、先月、半年前、1年前に、こんなトラブルがあって・・」⇒ そんな話を今されても【今さら何もできない】というのは理解できますね。
骨折して、そのままにしておいて、後から「痛くなったから」病院に行って処置してもらう、というような場合だと完治しない場合も起こりえるよね、ということは(あなたも十分に)納得できる話だと思います。
曲がったまま骨が固まってしまったら、ドクターも手の施しようがなくなるのは当たり前です。
・負の情報=トラブルごと、は、できるだけ「はやく情報を共有化」して【組織全体】で対策をとって、それを実行に移していくというのが大切なのです。



これはトラブルだけの話ではありません。極端なたとえ話ですが・・・
お孫さんが大学に合格した話を1年たってから教えてもらって、相手の方に「おめでとうございます」と言ったところで軽蔑されるのがオチです。
このスピードというか、タイミングについては十分に理解できると思います。
【ここでの結論】
・報告・連絡・相談は「スピード」が最優先。スピードがイノチ!
・特にトラブルごとほど「はやく手放す」。それが組織全体のリスク管理につながる。
・プラスの情報もマイナスの情報もスピード優先で共有化する。
なぜスピード優先を口酸っぱく言うのかわかりますか?



今日のトラブルが未解決のうちに、ひょっとしたら明日もまた【新しいトラブル】が発生しない、という保証はないからです。
皮肉なもので、今日のトラブルを先送りしていたら、次の日(明日また)新しいトラブルがやってくることもあるのです。
まとめ


情報の共有化、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は、自分の身を守るためにも重要です。
しかも、スピードが大事ですという話をしました。
(繰り返しますが)情報は【鮮度】が極めて重要です。
毎日毎日、新しいトラブルが発生するような環境・職場だったら、
とてもじゃないですけど、「実は、一昨日に・・」なんて話はありえないですね。「はぁ?」となってしまいます。
情報を発信するヤツ、と認められるのか、それとも
情報を発信しないヤツ ≒ 隠す癖があるヤツ、とレッテルを貼られるのか・・若いうちからの評判はずっと本人について回ります。
人事情報として組織内に残り続けます、そう考えておく方がいいと思います。
ということは、
この人は「隠すヤツ」と組織内で認識されていたら、本当のことを言っても信じてもらえない可能性すら起こり得ます。
オオカミ少年といっしょです。
正直にきちんと、しかもスピーディーに報告するヤツと認識されていたら、たまに失念しても・遅れても、「まあ、彼も人間だから」となったりするものです。
若い頃の対応がくせになって人物像ができあがる ⇒ そしてそれが組織内での評価・評判になる ⇒ 一生(退職まで)ついて回る・・悪いイメージや評判がずっと付いて回ったら残念です。
きっかけは若い頃のほんのちょっとしたこと・出来事だったのに人生そのものに影響を及ぼしてしまった、ということもなりかねません。
プラスの情報、マイナス・負の情報、特に負の情報ほどすぐに手放すようにするのです。
それがあなた自身の一つのスキルにもなります。
あなたの強い「資質・才能」ともなります。まさに、一生使える「財産」です。
最後に大切な点を繰り返しますね。
【まとめ】
・必要な情報か不要な情報か、後回しでいいのか、最優先か・・報告を受けた側が判断するもの。
⇒ 一方通行で構わない。
・情報を手放した分だけ【責任の所在】が分散される、と思って【共有化】を当たり前のルーティンとする
・情報は、報告・連絡・相談はスピード=鮮度がイノチ!



あまり経験のない若い人の「知恵」だと解決策も限られます。何のために上司は場数を踏んでいるのか、何のために修羅場をくぐってきたことがあるのか、何のために給料が高いのか、を考えてみてください。
あなたを助けるため、です。
さて銀行員生活30年だった私で良ければ、個別具体的にご相談ごと・お悩みごとをお受けいたしております。
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ここまで本当にありがとうございました。
【追伸】
悩める銀行員への応援メッセージをまとめたページを用意しました。
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