中小企業診断士の1次試験を効率良く学習して合格したい、
サブノートを作ることなく勉強したいが、どんな勉強法がいいものか?
おすすめの勉強法があったら教えて欲しい、、
そんなお悩みを解決するためのツールとその使い方をわかりやすく解説します。
【今回の記事は】
・体系表のサンプル【無料ダウンロード】
・体系表づくりのメリットについての話です。
中小企業診断士の登録30年超の秋田が【わたし流】の1次試験合格法、秘訣を紹介します。サンプルも【無料】でプレゼントいたします。(中小企業診断士第209619号)

国家試験・資格試験に限らず合格点に達するまでの勉強法のポイントは・・・「インプット」と「アウトプット」です。
その両方ができるやり方として「サブノート」をつくるという方法がありますが、それよりも私自身にとって効果的だったやり方です。【体系表】といいます

元銀行員で定年退職後にコンサル・ネットビジネスで起業した秋田です。私はB4版サイズ(またはA3)のコピー用紙に手書きで作成しました。
中小企業診断士1次試験の学習でどんな勉強法がいいのかわからない人・迷っている人、もっと効率的に学習したい人で興味のある方には【ケーススタディ】として参考になるかと思います。
【結論】
・サブノートに代わるものとして【体系表】はおすすめ。
・メリットは持ち運びがラク(試験場への持参もラク)でスキマ時間・コマギレ時間での復習が可能。
・アウトプットにも使える(記入した項目を見て、あんな話・こんな話と自問自答すること可)
サブノートづくりでの診断士1次試験の勉強(メリット・デメリット)
ズバリ結論です。
サブノートは作ってお終い、ハイよくできました!(自分ながらアッパレ!)ではありません。
もちろん作るのに費やすエネルギーは相当なものがあります。自分で自分をほめたくもなるものです。
「よくできましたので、あなたに試験の合格点を差し上げます」とは絶対になりませんね。サブノートと試験の結果は別問題ですから。
なのでメリット・デメリットを一覧形式でピックアップしますと・・・
サブノート作りメリット | ・作成する過程で一通りテキスト(教科書)を勉強するので、全体的な知識事項がサブノート化できる。 ・サブノートと過去問を組み合わせて学習すればコスパのいい勉強ができることになる。 ・できあがった時の満足感はハンパない。 |
デメリット | ・出題傾向を理解・把握することなくテキストとサブノートだけの世界に入ると、出題されないものまで勉強してしまう。大事なもの的に(全テキストを)まとめてしまう。 ・潤沢に時間がある人ならいいものの、いわゆるコスパのいい勉強法とはいえない。 ・ややもするとサブノートを作るのが目的・主眼となり、覚える・試験問題に解答できるレベルまでの学力アップにつながらない場合もある。 |



それともう一つ・・・まとめる、大事なことだけ、という思考よりも
ついつい、(簡潔な箇条書き風のまとめではなく)文章を書いてしまうことにつながる人もいます。
なので、サブノートよりも【体系表】をおすすめします。
中小企業診断士の1次試験の勉強でいちばんのおすすめは「体系表」づくり、です
体系表(B4やA3の一枚紙)のイメージ
実際はワープロで入力していますが、手書き風を醸し出すためすこし画像を粗くして汚れた感じを出しました。


実際に私が作成したサンプルをこちらからダウンロードしてみてください。
\ 秋田が作成した体系表の現物 /
科目としては経営基本管理です。
もちろん私が受験・合格した当時と今とでは科目数や試験内容の要項が違ってきているかも知れませんが、そこはご了承ください。
■ 学んだことを第三者に教えてあげるつもりで、
■ これだけみれば・・・要点がつかめる(試験対策にもなる)というレベルでの「まとめ」を
■ 1枚紙に仕上げる、というスタイルです。



要は、インプットしながら同時にアウトプットもやる、ということです。
アウトプットは他人へ「教える」というイメージで作りあげます。
【注意】
・サブノートのように要点や語句説明を【すべて】記入する、というのではありません!
・すでに知っていること、テストで出題されたら正解が書ける、という知識レベルの項目は詳細不要です!
⇒ 語句やキーワードを(念のために)書いておくだけです。語句説明などは不要です。
・(つくる時点で)合格点の答案が書けないかも、というレベルのキーワードのみ詳細に記述する形です。
体系表の具体的な作り方
サンプルを少し注意深くチェックする感じでながめてみてください。
実は、作って終わり、ではありません。
できれば、、



試験までに同じ科目で2回くらい作ってください。
後から作成するヤツは、1回目に作ったのをリニューアルする形で2回目を作ります。
【ポイント】
■ すでに練習問題などをこなして身についたと判断できる項目は、どんどん省略化しても大丈夫です。
■ もちろんこの体系表は試験会場に持っていきますので・・・最後の項目チェックの意味から、重要語句やキーワードだけを記述しておく項目があっても構いません。
■ 要は、最終的に出来あがったものは試験本番前にそれを眺める、という最終目的を意図した「作り方」をしてください。(特に2回目)
もちろん余裕のある人は3回目を作成してもいいですけど。
試験科目が多岐にわたりますし、試験日までの学習期間を考慮すると、そんなに何回も作れないと思います。
いずれにしても・・・
最初から完成形を目指さない、ことです。なぜならキリがないからです。
※ サンプルで無料ダウンロードできるようになっているヤツは、私が試験本番前に自己チェックするためのものですから、実際の試験科目において【体系表】に書いていないことは重要ではない、というものではありません。
すでに私の知識レベルでは(問題練習などをする過程で身についたものなどは省いて)合格点がとれる、という範囲や項目などは記載を省略した結果が、サンプルだと認識してください。(悪しからず、です)
体系表のメリット
体系表のメリットは以下の3点です。
■ 完成後、アウトプットの学習(練習問題・模擬試験問題)で知識不足分は付箋で継ぎ足せる。
■ 折りたたんで持ち運び簡単なので通勤・通学などのスキマ時間に見直し・勉強ができる。
■ 試験会場にB4版の紙1枚を持っていくだけ。
少し詳しく解説します。
アウトプットの学習(練習問題・模擬試験問題)で知識不足分は付箋で継ぎ足す!
最低でも1科目2回は作成して欲しいと思っています。
他のツールである「(紅の)進度表」(別記事参照)で学習が進めば、自然と試験で合格点をとれる範囲・項目と、なかなか苦手な項目と色分けされてくるところが発生します。
■ その段階で自分ではまだまだ不十分だ、という点や
■ 新しく練習問題や模擬試験で学習した項目で、追加で覚えないといけない点などが発生したら、、
付箋に書き足して1枚紙の体系表に貼りつけておいてください。
やればやるほど、ドンドン付箋が増えていくかも知れませんが、気にせず学習を進めてください。
日頃はその体系表を(自分にとって)より良く進化させることを意識します。



最終的にすべての科目の学習が一通り終わって、2回目の勉強に入った段階、試験日が近づいてきた段階で2回目のまたは最終的な体系表を仕上げてください。
折りたたんで持ち運び簡単なので通勤・通学などのスキマ時間に見直し・勉強が可能!
カバンの中などに入れておくというのは・・・もったいないです。
4つ折り、8つ折りにしてポケットの中や、手帳型のスマホケースなどを愛用している人はスマホケースの中にでも入れておいてください。
くしゃくしゃになるまで使い倒してください。
それだけ自分の意識・記憶の中に刻まれつつあることだ、と思い込んでスキマ時間に見直すことが大切です。
さらに、、
体系表の内容を自分の言葉でICレコードやスマホなどに録音して耳からもインプットするというのもアリです。これって大事です。
ボロボロになってもいいじゃないですか。また、作成するかコピーすれば新品です。
試験会場にB4版の紙1枚を持っていくだけの安心感!
試験会場に重たいテキストや問題集、サブノートなどを持ち込むのは「大変」だと思います。
最終的に「これだけだ!」となった自分専用の最終的な要点一覧表を持ち込むのは安心感も違います。
それだけを試験開始前に見直す・目をとおす・眺めなおすだけでいいのです。
自分が最終的にここまでやってきたんだ、という思いは必ず自信につながります。
体系表という【1枚紙だけ】を最終チェックでながめてください。
重たいテキストや問題集などは試験前の数分間では全ページ見直すことなんてできません。



1枚の体系表だけならほんの数分間でもすべての範囲を見直すことができてしまうのです。
まとめ


体系表づくりでの最大の【裏の狙い】は限られた1枚紙なので限られたスペースしかない、ということです。
サブノートのように無限に行数を使って要点整理したり、ポイントを書きこんだりといったようなことはできません。
自分が思い出せる範囲で、ポイントや語句説明などを「短く短く」して書きこむ=作りあげる必要があるからです。
場合によっては重要語句の頭(かしら)文字だけをならべて、暗号のようにして覚えるようなやり方をする人もいるかも知れません。
まさに自分なりの暗記術を駆使することになります。
その分、普通よりもより強いインパクトを自分の記憶に与えることができます。
【体系表のまとめ】体系表は1枚紙でスペースがないので・・・
■ キャッコピーのように短文化しなければなりません。⇒ つまり・・・それだけ自分の思考を使います。
■ 創意工夫をします。
■ 当然に、ただ書くよりも記憶に残ります。
私はこれで、中小企業診断士に合格しました。
ここまで本当にありがとうございました。